江川土地家屋調査士事務所 - 土地家屋調査士Change!?ぶろぐ

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/land...

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/land...
今後ともよろしくお願い致します。
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拝啓、突然送信差し上げます。私は、「特定非営利活動法人　ＮＰＯ境界問題を考える会」を運営しております。当会の会員諸氏の多くは、隣接との境界問題に悩む方々です。「筆界と所有権界は別々に存在するのが当たり前」という考え方が原因で問題が起こっていますので、まず既存の土地の筆界を探求し所有権については当事者が解決する。しかる後に所有権界と分離している土地には新たに登記を揃え、所有権界と登記を一致させて解決するように伝えています。結果、狭小な土地の所有権の主張は減ります。ご自愛専一に、敬白

こんにちは、谷口様。
同じ土地家屋調査士からコメントいただけるなんて
嬉しいです。
境界問題に積極的に取り組まれているんですね。
私の事務所も境界問題を専門で取り扱っています。
より良い境界問題の解決を目指し、今後とも意見交換等が
できたら嬉しいです。
私としては、上記の「筆界と所有権界は別々に存在するのが当たり前」という理論ですが、実は反対の立場をとっております。筆特ができて以降、この論が増えておりますが、
これはすごく危険な考え方で、私たちが絶対に忘れてはいけない基本中の基本の部分が忘れられている論だと思うのです。
ひとつは、
私たちの仕事の目的で一番大切で根幹となっている原則　土地家屋調査士法　第１条「・・・不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もつて不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。」この中で、筆界や所有権界だという言葉はどこにもでてきません。　社会の中で登記制度が信頼されている理由は、知らずとも当たり前に所有権界と筆界が合致しているからです。もし、私たちの取り扱う筆界が当たり前に所有権界と違うならば、私たちのやっている仕事のやる意味を失ってしまうでしょう。
もうひとつは、
筆界のある場所は”現場”であるということです。
筆界の探究はとても大切なことで、様々な研修も行われていますが、この中で筆界が図上にあるような考え方をする方が
一部にいらっしゃいます。
地積測量図や１４条地図を作成しても現地にある筆界は当然変わりませんし、昭和５０年ごろに誤差１０センチの測量をして作成した地積測量図があったとしても、地積測量図の寸法の通りに現地の筆界が動くわけでもありません。
この２つの理由から
絶対に「筆界と所有権界は別々に存在するのが当たり前」という論を広めてはいけないし、広めれば益々境界問題を多発させることになりかねません。
筆界と所有権界の位置が同じという論では境界問題が起きる、又は解決できないという方がいらっしゃいますが、それは、筆界という知識だけを探究して、測量を知らないために起こっていることが多いのです。
谷口様は広く情報を発信できる立場にある方であれば、
なおさら、どうか上記のことについて、お考えいただけないでしょうか。
また、もしご意見お聞かせいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。