日常生活の中でも使っている言葉なので

なんとなく分かるような気がするけど・・・でも分からない。

そんな感じではないでしょうか?

ここでは、測量の誤差について説明してみますね。


例えば土地の登記するために、自分の土地にある

境界標と境界標の間の距離を測ったとします。

その距離の値は、本当に知りたい値(真値)では求められないことが多いのです。

求められないと言ってしまっても言いすぎではありません。

実は、測量で得る値は、すべて近似値なのです。

そして、この“真値”と“近似値”の差を 誤差 といっています。


誤差を無くすというのは、

器械(トランシット)を使っても、テープを使ってもそうですが

現在でも技術的に無理なのです。

ただ、技術の進歩とともに、より”真値”に近い”近似値”を求めることが可能に

なってきました。 誤差が小さくなってきたということです。


測量するときには、誤差の管理が大事で、目的に合わせて

「誤差の値 何mm以内 」という目標値(規定値)を決めて

作業しています。


常に誤差を最小にして測っているわけではなく、

測る場所(住宅地・山・畑など)や地価などによって変えているといえます。

極端な話しですが、山で1mmを気にして測っても

作業に時間がかってしまい、無駄に当事者に負担をかけてしまいますよね。




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江川土地家屋調査士事務所